演武

 

基本で突き、蹴り、受けなどの技を身に着けた後は、少林寺拳法の特徴である「組手主体」の練習を取り入れます。実際に相手と習得した技を練習することで適切な間合い・距離・角度・スピード・虚実を身に着けることができます。この応用として、習得した技を組み合わせ、演じるものを【演武】といいます。演武には、相手を想定しながら一人で演じる【単独演武】、二人で組み実際に就き蹴り投技を組み合わせて行う【組演武】、複数人で行う【団体演武】というものがあります。

演武は、相手と切磋琢磨しながら練習を行うことで互いに成長することができ、技だけでなく多くのことを学ぶことができます。勝ち負けを目的としないことも少林寺拳法の特徴であり、結果だけが全てではなく練習の過程で得られるものがあります。地域の大会をはじめ、県大会、全国大会、世界大会と多くの大会があり、現在世界では40か国で普及しています。演武は単なる形ではなく、技術や修練成果の披露の場でもあり、年々レベルが高くなる子供たちが挑む中学生大会や高校生のインターハイ、大学生の大会でも白熱した競技が繰り広げられ、そこには熱いドラマと感動が!!